「これはこうでね、こういうことなの」
「そんで、こっちはこうして…あっちはああで…」
…なんて、ついつい説明しすぎちゃうことってありますよね!
ん?私だけかな?
説明するって難しいですよね。
多すぎても少なすぎてもうまくないし、
またどこをどう説明するかというのも重要ですもんね。
そこで思うのが、
説明するという事は、情報を補足するのではなく情報を省くこと?
なのかなということです。
これは説明をする方もされる方もつい勘違いしやすところではないでしょうか。
例えばAさんについて紹介するときに、
○県出身で○の仕事をされていて…
と言うと、聞いた人は出身地と仕事の情報にフォーカスされるので、
「○県ってたしか…」
「○の仕事ということは…」
みたいに、その時点でAさんのイメージがなんとなくできたりしません?
これはAさんを構成する無数の情報から出身と仕事をピックアップして、そこに相手の意識を向けたことになります。
これにより、スムーズに話が進むこともあれば、逆効果のこともあるでしょう。
何にフォーカスするかでイメージも変わってきちゃいますから、ピックアップすると良いものは、Aさんを誰に、どのように紹介したいか?ということによっても変わってきそうですね。
いずれにしても、紹介された情報はAさんという人物のほんの一つまみの部分でしかありません。
このように、何かについて説明をすればするほど、説明した要素についてはより具体的になる反面、その他の情報については印象が薄くなる、という現象がおこることがあります。
沢山説明すると沢山情報を詰め込んでいるような気がしてしまいますが、実際はその他の情報を省いているとも言えるのではないでしょうか。
そうなってくると、説明が上手いというのは省くのが上手いということにもなってきそうです。
あまりにも説明が少ないと漠然としすぎて理解しにくいし、具体的になりすぎるとそのイメージが固定されてしまう。
説明しなさすぎると曖昧になり、説明しすぎると誤解を生む、とも言えるかもしれません。
観光地の説明や作品の説明も適度な物ならより楽しめるけど、あまりしつこく説明されるとげんなりする、みたいなことありません?
でも、その絶妙なポイントってめっちゃムズいですよね〜